3/26 春風が心地良く頬を撫でて行く。
桜も七分咲きになろうとしている。
復帰したが、今日はお休みつもりが家元が引退?旅に出る!とか。
それも昨日でお仕舞いって!なんやそりゃ!
がっかりしてたら某RDBの情報で今月中は、大丈夫らしいと!
近々また寄ろうと決めていたのだ。
最後一回のチャンス?
ならば全メニュー制覇か?
頼むからスープ不出来だけはありません様に!
そう言えば家元に教えて頂いた『中華料理 一力』は未訪のまま。
しかし私を覚えていないだろうけどねぇ〜
久々の三連破で決めますか?と考えながら池袋駅からヨチヨチ歩く。
のわ〜っ!!!( ̄Д ̄;)
相変わらずサンシャイン方面は人が多い。
おっ!やっている!
カウンター5席は満席だが待ちは無し。
意気込んで券売機を見ると、基本のラーメン類のみ!
下段のメニューは紙が貼られている!
仕方なくコッテリ750円に特盛100円で400gのボタンをポチ
瞬間的に表の椅子で待つ。
入り口から3人分続けて空いた。
「どうぞ!」
一番入り口側に着席。
「こんにちは!」と家元。
こんにちはの一言が出ず、代わりに口を突いた言葉が
「旅に出るって聞いて全メニュー食べようと思って来たんですよ」
と食券を置きながら
「ウスメでお願いします」
「はいよ!だけど別にこの世からいなくなる訳じゃあ無いんだから〜大丈夫だよ」
「そうなんですか!」
「そうさ!!オレにはラーメンしか無いんだから〜
しかし東京とは限らんぜ(笑)」
「すると、気に入った所にお店を?」
「北海道かも知れんしな!」
続けて若いアベックが来店
「いらっしゃい!分かってるね〜!早めに来たろ?丁度あなた達で最後だよ!」
アベックは何も言わない。
代わりに自分が
「良かった!」
「はは!と言うのは左肩が痛くてね〜」
「え〜?医者は行ったんですか?」
「医者は行ってもやる事同じよ!」
「腕の良い整体とか鍼とか…」
「いやいや駄目よ」
そうか…長年のダメージで痛みが抜け無いのか?
「それもあって今回長期養療の旅ですか?」
「いやいや、ほんの4〜5日前、肩を強打して筋繊維を数本切れた状態だろうから…」
なんだ…酔っ払って、おもいっきりコケタかしたのネ…
「だから特盛は左手一本では持てない… はい!おまちどおさま!」
「写真良いですか?」
「はいよ!」
「いただきます!」
「はい、どうぞ!」
丼は22cm位、まあまあの量だが普通ならこれを二杯かな?
しかし、流石に同じメニュー二杯は飽きるから頼みませんよ、今日は・・・・
麺から行きます。
細めの芯を残した状態だが、これは丁度良い。
スープの絡みも良い。
具は前回より柔らかいチャーシュー二枚、良い塩梅のメンマが15・6本、
その隣に海苔一枚、中央には小口切りの長葱、ネックはスープの味付けと、
また一味違ってより良いアクセントだ。
ウスメは正解!!
スープは、やや甘いが好きですね!
麺をズバズバ啜っていると長葱が自然と一緒に口の中へ入って行く。
ネギの辛さが、また良いのだ!
券売機を止に外へ出た家元は一服しながら、最後に来た常連客と話している。
また肩の話題である。
春の麗かな陽気の中、タバコの煙がわずかながら風に揺られて薫って来る。
私は基本的にスープ完飲派だ。
スープを完飲すると塩分摂過ぎになる様なスープは好みから外れる。
では、ココのスープも塩辛いだろう?と突っ込みが入りそうだ。
実際、前回は完飲して家元に驚かれた
「お兄さんは塩辛いの好きなんだね〜!うちのスープ全部飲むなんて!」
※前回のラーメンがコレ↑
しかし何故か前回は全然塩辛く感じなかった。
本当に私は塩辛いラーメンは駄目である。
しかし前回は偶々だろう。
ウスメにして今回明らかに隣のラーメンスープの色よりはっきり薄いのが分かる。
だがそれでも、後半下の方の麺がカエシによりやや濃く色がついていて辛くなった。
しかし旨さの方が勝っていた。
スープも残り100cc位迄飲んでフィニッシュ!!
「ご馳走様でした!」
丼とグラスをカウンターに置く。
「お見事!」
家元はスープも殆んど飲んで返却された丼を見て嬉しかったのか、褒めてくれた(笑)
「本当はもっと食べたいんですけどね〜」
私がいつも食べる量を知らない家元は
「腹も身の内って言うからね〜!」
「では旅先での収穫を期待してます!ご馳走様でした!」
「ありがとう!」
約束無しだけど、いつか、また何処かで旨いラーメンを食べさせて下さい。
ご馳走様でした!
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