健 康 第 一 !

 貧しくてもいいけど元気が無ければダメ

      
         


運動もして、食事制限もして、スリムになった。
しかし、安心して運動を止めた途端に太ってしまった!って良く聞きますよね。
そう、リバウンドって奴です。

リバウンドは何故おきるのでしょう?


六年前の姪っ子の運動会の『パン喰い競争』で大人気なく本気モードでぶっち切り一番になったDataManの激走ッス(爆)


運動で、スリムになった人と、運動と食事制限でスリムになった人、更に食事制限だけでスリムになった人。

それぞれが目標体重になり通常の生活に戻った場合を考えていきます。

実施期間の設定、及びその人の体力にも密接に関わって来ますが、ある程度の運動が出来る人であれば、
運動と食事制限のパターンが一番早く目標体重に近づくでしょう。

リバウンドを一番多く見かけるのは、無理な食事制限をして体重を落としたパターン。

食事メニューをきちんと栄養素の面も考慮しつつ、満足感を満たすボリュームで計算されたなら大丈夫です。
しかし無計画な食事制限で飢餓感を覚えると、体が栄養を吸収しやすい状態になるのです。
カラカラに乾いた砂地に水が染み込む様に、吸収しやすくなるのです。

お腹が凄く空くと、いつも美味しいと思わない食べ物が美味しく感じられますよね?

美味しく食べる事が出来て良い様ですが、細胞は飢餓感を感じているので
『今度は何時補給されるか分からない!』と必死に取り込む努力をします。

さながら、砂漠のサボテンの様に。

ですから食事の量を単純に減らしたり、食事回数を減らすのは、効果的ではありません。
では、計画的な食事制限とは?

自分の基礎代謝を調べ、必須栄養素をバランス良く含む食品を、カロリー計算しながら食事をとる。

ある程度の知識が無いと難しい様な気がしますが、そうでもありません。
一度は食品カロリー表の付いた本に、目を通してみては?※でも最近の食品には殆んどカロリー数値が記載されています。
されていなくて、カロリー高そうなものは、本当に高いでしょう(笑)

では、綿密なカロリー計算を必要としない簡単な方法を教えましょう。

まず、自分が通常1日で食べる食事の量を合計します。
そして、おおよその1日の平均摂取カロリーを調べます。

そして食事回数を増やして、一度の量を減らして食べます。
例えば、ご飯を1日5杯(※朝1昼2夜2)の場合、朝と昼の間におにぎりを一つ食べてお昼を減らす。

当然、お昼を減らしたので夜迄持ちません。ですから、3時のおやつにおにぎりを一つ食べます。
そして、夕飯もご飯を1杯にします。

これだけで効果があります。

まず、夕飯の後に長時間の運動や仕事があるのでしたら別ですが、テレビ見て寝るだけなら
ご飯(炭水化物)は無くても良いんです。

油控え目のたんぱく質と野菜を中心に摂れば十分です。

朝と昼はご飯(炭水化物中心)を心がけましょう。

『夕飯を控え目に』が無理無い食事コントロールの秘訣です。

要するに、一回の食事の量を減らして間食を入れる事により、強い空腹感を感じ無い状態にすると言う事です。
間食をやたら多くし、メインの食事をやたら少なくする訳ではありません。

でも、一番肝心なのは減量終了後、最低三ヶ月その状態を維持しなければいけないと言う事です。

ある説によると、人間の体は運動やトレーニングで向上した筋力レベルを、その後三ヶ月維持すると細胞レベルでその状態を記憶して、
トレーニングで得た体を維持しようとするそうです。

ですから、運動でスリムになった人は、ミッション終了後も継続して三ヶ月頑張れば少々のオーバーカロリーがあっても体が細胞レベル で
太り辛い体になっているのでリバウンドしないのです。

それともう一つ。

脂肪も人間の食事に於ける必須栄養素です。
ですが普通の方が余分に体に溜め込む必要はありません。

勘違いしている方がいると思いますが、『脂肪が付いている体形=スタミナがある』はあり得ません。

ラクダのコブでは、無いのです。

レスラーや相撲取りの体に脂肪が付いているのは、競技に有利であるからある程度気にしないのです。
体重別の競技で無差別級や重量級以外で脂肪がプヨプヨしている選手はいません。

皆無駄を削ぎ落として筋力を強化し、辛い練習に耐えて出場するのです。
脂肪が付く暇も無いでしょう。

では、筋力があって脂肪がなければ、スタミナがあるか?
答えはNoです。

前に人間の筋肉の束は同じ数だけあると言いました。
その筋肉が太いと筋肉隆々に見えます。
この太い腕や足は爆発的な力を出します。
いわゆる、瞬発力です。
この瞬発的な運動は速筋繊維(白筋)が行いますがエネルギー源が筋肉内にあるグリコーゲンとして
蓄えてあるブドウ糖である為、使い切ると動けなくなります。
相撲、重量挙げ、陸上の投てき競技など競技時間は短いが一瞬に爆発力を出す競技です。
スタミナと言う言葉は競技によっても使われ方が異なってきますが、一般的に長く動ける事を
スタミナがあると表現します。
よって太い筋肉は動かし方によっては持久運動に不向きと言えます。
逆に、使う力は一定ですが長時間運動を続ける事が可能な筋肉があります。

それは遅筋繊維(赤筋)と言われるもので、持久力があり、脂肪を燃焼させてくれます。

この筋肉は細く爆発的な力は無いですが持久力があります。

お分かりですね?マラソンとか長距離走の選手です。

マラソン選手で脂肪がプヨプヨしている人はいません。
体型も細く、普通の人と違うところは鍛え込まれた足。

トップランナーは1kmを約3分で走ります。
100mを18秒で走り続ける計算です。

運動していない人は100mは18秒だけで、限界でしょうね。

しかし太い筋肉を使いながら長い時間運動する競技もあります。

ラグビーです。

しかし、良く観察するとサッカーより頻繁にプレーが止まります。
ですから、瞬発系の運動に近いと考えられますが、同時に長時間繰り返しダッシュし
タックルする体力とスタミナも持ち合わす。
両方の筋肉を強化していく必要があります。

車が走るのにはガソリンが必要です。

人間が動く為に必要なのは何でしょう?

生活する上で色々な栄養素が必要ですが車のガソリンに相当するのが炭水化物(糖質)です。
炭水化物を摂取して分解し、ブドウ糖として血液に入り込んで全身の組織に送られて利用されます。

ここで、クイズです。
三大栄養素とは?

今話していた炭水化物、体を作る為のたんぱく質、もう一つは?

脂肪です。

脂肪も種類が色々あります。
脂肪も炭水化物同様に体を動かす為に必要です。

しかし、多く摂取すると体内に脂肪として蓄えてしまうので、過剰摂取は良くありません。
また、牛や豚の体温は人間より2℃から3℃高い為、その脂肪は人間の血液中では邪魔になります。

毛細血管の直径は8μからm20μm、約10μm程の管の中を酸素を運ぶ赤血球の大きさが8μm。
同じ位しかありません。
赤血球が酸素の粒を抱えて血液中を駆け回るのに、脂肪でドロドロの血液では良い訳はありません。

同じ脂肪でも、魚の脂肪は人間の体温で溶ける為、牛や豚の脂肪より良いと言えるでしょう。

しかし一部のトップアスリートはその競技特性で脂肪を一定量蓄えなければなりません。

何の競技か分かりますか?

ヒント。

水中の華、女の熱き美の競演。

そう、シンクロナイズドスイミングです。

私の世代のトップ選手は小谷実可子選手です。
彼女は現役時代1日何kcal摂取していたと思いますか?
7000kcalです。
一般女性の4-5倍の摂取カロリーです。

でも太らない。

それだけ練習でカロリーを消耗してしまう訳です。

しかも、シンクロナイズドスイミングの場合は水中での浮力が必要なので、ある程度の脂肪が無いと沈んでしまいます。

ですから、練習で消耗するカロリーより少ないと沈んで演技が出来無くなるのです。



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